社会人(ピュアコロナ)
ポチャ子はよくごめん寝をします。
猫は眩しい時にこの体勢をするらしいのですが、暗くてもよくやっています。
寒いのかな?
それにしても寝苦しくないんだろうか……。
ずっと進めていなかった私の過去話(社会人編)
少しだけ、書ける所まで書いてみます。
大学卒業と同時に小さな小さな工場っぽい所で働き始める。
その時、引越しも同時進行していまして、不動産屋は担当Aさんという方がついてくれました。
笑いのセンスもあり、人当たりが良くとても楽しく家を決める事がでしたした。
そのAさんの同僚にB(9歳年上)がいました。
Bはかつてゲーム制作に携わっていた人で、ヲタクだった私は「おおおおお!! 話聞かせてください!」と突っ走り、仲良くなりました。
何度かのメールやり取り後、Bの家へ。
一緒にゲームをしたりしましたが、テレビを見ている時
B「あー、俺も2股3股よくしてたよ」
私「……えっ?」
B「可愛い子がいれば片っぱしから声かけて、あー、でも処女は嫌いだな」
私「……」
B「あ!若い頃の話、もうしてないよ」
私の周りには何股もかけたり日常的に浮気するような人はいなかったので、衝撃を受けました。
とてもモヤモヤしていましてが、その頃なBの不思議な魅力にかなり浸かっていたので、あまり気に止めませんでした。
程なく付き合う事になり、
B「コロナはいい人捕まえたよね!」
私「ん??」
B「俺だよ、俺。いい物件だと思うよ」
うーん、そうなのか……。
そうなのかもしれないけど、それ自分で言うかなぁ。
と、またモヤモヤ。
そんな中、部屋に一人でいるとBから電話。
「実は、今の仕事バイトだったんだ。勧めてた契約が取れなくてクビになった」
私「クビ?」
その頃、Bとは普通にお付き合いをしているつもりで、冷たいと思うでしょうがじゃあ、次の仕事見つけないとね、と話しました。
が
B「俺にはやりたい事があって、それで食べていこうと思うんだ。もう電気代もガス代も払えないし、コロナの家に行ってもいい?」
私「う、うち!?(゚ロ゚)」
B「2人で住めばお金も貯まるし、一緒にいられる時間が長く取れるよ」
私「そっかぁ」
しっかりした方なら、いろいろ突っ込みたい所でしょうが、まだ社会に出たばかりの小娘には好きな人と同じ屋根で暮らせるって幸せなんだろなー、と思いました。
んで、OK
まず最初の難関は、引越し。
引越し業者には頼みたくないと、元のすみかからPCやらモニターやらを電車で運んできました。
これの重かった事!
そしてこの頃から、突然Bは不機嫌になる事が多くなった。
何がきっかけなのか、何が不満なのか見当もつかず、聞いても「少し黙っててくれるか!」と怒鳴られる。
原因は未だに分かりません。
引越し最後は友達にレンタカーを借りたらしく、重いものを夜中に一気に持ってきました。
同棲生活は、始めとても楽しかった。
私はBにべたぼれだったし、Bは笑いのセンスが素晴らしかった。
でも、少しずつ壊れていく。
私が何かをお願いすると、必ず却下。
俺の言うこと聞いてればそれでいいの!
それで私がごねると、コロナはまだ子供なんだから年上の言葉通りに動いてればいいんだよ!
頼んでもいないのに、なぜかグラフィックソフトの使い方を教えてくる。
私「明日会社案内だし、眠い……」
B「俺だって眠いよ! でもさ、俺が教えなくても出来るようになれるの!? 俺が悪いって言いたいの?」
(教えて欲しいなんて一言も言ってないのに……)
どんどん疲れてきました。
Bは求人雑誌を買ってきているようですが、なかなか動きません。
エピソードはたくさんあったと思いますが、結構忘れているものですね。
ある日、時計のカタログ見せてきて、この時計が欲しいと言ってきました。
私「そっか、じゃあ誕生日のプレゼントはこれにするよ」
B「誕生日なんて気にしないから、今買いに行こうよ」
私「えっ、今?」
B「善は急げだよ!」
時計ショップに連れていかれ、彼お気に入りの時計をプレゼントしたら、ウキウキでした。
何より、その時計を友人に「みてみてー、時計買ったんだー」と見せていた。
え、と、それ私がプレゼントしたやつ……。
悲しくなった。
一方、わたしの誕生日の時は「誕生日にプレゼント渡す女慣れしてるような男の方がいいの!?」とキレられました。
露天のピアスとか、キーホルダーでも良かったのに、それすらも「俺はそんな女慣れしてないから」でスルー。
自己愛人格障害の方の性格は本当にテンプレ通りです。
何回あったか覚えていませんが、
何かが彼の気に障る⇒恐ろしい剣幕でこき下ろし人格を否定する⇒何も無かったように接してくる
これの繰り返しです。
泣いたりしようものなら、「コロナはそうやって俺を悪者にしたいんだな! すこしは俺に気を使えよ!」
「普通の男なら今すぐ出ていく所なのに、俺はここにいるんだから感謝しろよ!!」
私の職場が傾いてきた為、給料が満足にでなくなってきた時、「いつになったら金貰えんの? 生活が不安にならないの!?」
お前が言うな、と返したい所ですが、そんな恐ろしい事できない。
この頃は、どんな内容でもひたすら私が悪かった、私が気が付かなくてBに嫌な思いをさせてごめんなさい、とBがとりあえず納得するまで頭を下げるしか対処法はありませんでした。
そして、機嫌が治るとにこやかにケーキとか買ってくる。
Bの顔色を伺って、Bに見られないように泣いて、Bといる時は笑顔で。
何度か別れを切り出しましたが、結局「お前がバカな考え方してるからそうなるの! そう言われる俺の気持ち考えた事ある? 俺はコロナの為に家出ていったりしないのに、何だその仕打ち! 全部コロナが子供だからそんな考え方しかできないんだよ! 頭冷やせ!」
「悪いと思うなら土下座くらいしてみろよ!」
そうか、もう別れるのも無理なのか……。
何かいろいろ頭がぼんやりしてくる。
こうなったのは私の責任だから、地獄の果まで寄り添わなきゃならないんだ……。
そんな考え方になってきました。
こんなヒドい人、きっとどこに行ってもうまく行かない。
私だけがこの人を理解できるのかもしれない。
そんな、諦めなのかよく分からないぼんやりとした中で、Bは近所のゲームセンターのバイトを決めてきました。
少しずつ、変化が始まります。
次はまた( ´ ▽ ` )ノ