警戒心は得かどうか
ONE PIECEの空島編を読んだことのある方、思い出してください。
この方↓
ゲダツ様です。
ゲダツ様のうっかりっぷりと神兵のツッコミに、当時笑い転げていました。
もうね、うっかりに悩まされている方はゲダツ様目指しましょう。
吹っ切れると思います、いろいろな物が。
はい、今回も唐突に入れました。
岡本真夜氏の「alone」
うまく説明できませんが、今回の歌はこれなのです。
警戒心について。
それは人見知りとも言うかもしれない。
初対面の人にどう対応するのか。
しかもそれが得かどうか。
なんかよく意味が分からないですが
私も実はどう表せばいいのか……
物語風に説明しますと…………
(フィクションです)
ある所にトラ猫と三毛の子猫が2匹捨てられていました。
2匹はとても仲良し。
トラ猫は人懐こく、人間を見たら擦り寄って暖かい体温とご飯を貰うのが上手でした。
三毛は自分より大きな人間が怖くて、差し出される手に怯え、いつも威嚇していました。
なかなかご飯が貰えない三毛に、トラ猫は自分が貰ったご飯を分けて生活をしていました。
ある日2匹が寝ていると、温かくてふわふわするものに包まれました。
とても安心する匂いがして、2匹はお母さんの事を思い出しました。
ふわふわするものが外されると、そこは見たことのない場所でした。
屋根があり、木の床があり、目の前には温いミルクがありました。
ミルクの先には、初めて見る人間がいました。
人間は指を2匹の前に差し出して、何かをしゃべりました。
2匹には人間の言葉は分かりませんが、穏やかで優しい声でした。
トラ猫はいつものように人間に擦り寄り、ゴロゴロと喉を鳴らしました。
三毛はこの人間に興味は湧きましたが、やっぱり大きな手が怖くて威嚇しました。
人間はトラ猫を撫でてその胸に抱きました。
三毛はミルクを少し舐めて、ベッドの下に隠れてしまいました。
それから2匹はその人間と暮らすようになりました。
トラ猫はその人間の腕の中が大好きで、いつも擦り寄って抱っこをねだりました。
人間もトラ猫が甘えてくると、その胸に抱きしめました。
三毛は始めはずっと隠れていましたが、毎日ご飯を出してくれて、ふわふわな猫用のベッドを用意してくれる人間に警戒心を解いていきました。
この人間は怖くないと思いました。
トラ猫を抱いている人間と、その人間に徐々に近づいていく三毛。
ある日、三毛は自分から人間に近づいていきました。
近寄ると、この人間の匂いがとても安心する事に気が付きました。
思い切って人間の膝に乗りました。
すると、人間の手がゆっくりと三毛を撫でました。
あんなに怖かった人間の手が、とても心地よくてゴロゴロと喉を鳴らしました。
それから、三毛はこの人間を見かけたらすぐに膝に乗るようになりました。
トラ猫は、相変わらず人間の腕の中が大好きでした。
でも、三毛が人間の膝に乗るようになってから抱き上げてもらう事が少なくなりました。
甘えようとしても既に三毛が膝の上にいて、優しく自分を包んでくれていた人間の手は、いつも三毛に添えられていました。
トラ猫は、なぜか寂しくなりました。
でも、人間も三毛も幸せそうでした。
それからトラ猫は、用意されていた猫用のベッドで寝るようになりました。
人間は三毛を撫でながら呟きました。
「この子は私だけに懐いてくれる。なんて可愛いんだろう」
終わり
思った以上に長くなってしまった(;´Д`)
猫に登場してもらいましたが、犬でも人間でも同じです。
どっちが賢い生き方なんだろうと思う訳です。
私には分かりません。
境遇や本人の性格でも結果は変わるでしょう。
難しいね。
※猫の多頭飼いで片方の子だけ可愛がるのダメ、絶対