ADDだけど寝る

アラフォーにして、ADDが判明。
よく気の利くキレイ好きなしっかり者の女性になりたかったけどなれなかった。
ADDな自分をふまえて、過去と今を考察してみる。

受験旅行

わが家のアンモニャイト





なんか美味しそう(*´Δ`*)




高校時代の受験のお話。


憂鬱な受験勉強は受験そのものを以て終了となります。

正確には受験勉強と言うより、受験勉強できないプレッシャーと言う方が正確かもしれません。



私にとって大学へ行くのは専門の勉強が出来るのはもちろん、重苦しい家から逃げられるという意味合いも強かったです。

とにかく、いろいろ限界でした。

受験で選んだ大学も家から通えない距離の場所しか候補に入れませんでした。


結局、自分だけを守りたかったんです。

この辺りはまた後で書けるときに……



受験そのものは、実はあまり記憶に残っていません。

そんなに嫌だったのか。


いいえ、受験の為に1人ホテルに泊まるのが余りにも楽しかったからです。


ホテルは高校を通して旅行会社が用意してくれた場所だったので、今から考えるといいお値段の所。

当時は一泊料金の相場も知らず、用意されたままのホテルにお泊まりです。



田舎者コロナは、まず特急の指定席にワクワク。

乗り換えの電車に乗れなくても、次の電車がすぐ来るのにワクワク←地元は1時間に電車一本

ホテルに着いたら、荷物持ってくれるなどのサービスにワクワク。

食事が豪華でワクワク。


田舎者丸出しです。


そして、部屋に入って1人になった時の開放感!!

本気で感動しました。


ひゃっっほー♪

私今、めちゃめちゃ自由だ!!


荷物置いて、ベッドにドサー=三c⌒っ゚Д゚)っ

照明弄って、スッ、スゲー!!Σ(゚Д゚ )

オシャレな棚の上にはインスタントのお茶やコーヒー、引き出しにはルームサービスの案内(*゚O゚*)

あと、聖書も入ってた。


この空間、私だけだ!

家族の声や行動を気にする事も無い。

周りの誰かの行動を見ていなくても何も言われない。

外からも見られないし、近所の目を考えなくてもいいし。


スゲぇーー!

スっっっげぇぇぇーーーーーーっっっ!!!

(ノシ`>∀<)ノシ バンバンバンバン←ベッド叩いてる


大っ興奮です。

※何度も言いますがコロナは田舎者です


私の実家は古く、部屋があっても仕切りは襖やガラス戸。

テレビの声や話し声は家中にダダ漏れなんです。

もちろん、部屋で机に向かっていても、ノックなどなく襖をガガっと開けて入ってくるし、襖の隙間から光が漏れるので遅くまで起きてると「明るくて眠れない」とクレームがきます。

私が寝ている時も、祖母のイビキやトイレのドアの音で目が覚めます。


防音、オートロックのこの部屋に、私は浮かれに浮かれまくっていました。

コンビニでお菓子買ってきて、食べながらテレビ見て、好奇心で有料チャンネルが有料になる手前まで見て「ウッヒョー」とか言ってたり、パンイチで過ごしつつ、シャンプーやボデイーソープなどのアメニティを物色。

楽しい。

マジ楽しー♪

夕食はホテルの食事。

(゚д゚)ウマー


ユニットバスでシャワー浴びて、用意されてた歯ブラシで歯を磨いて、どんどん開放感が膨れ上がっていきました。


興奮しながら、目覚ましをセットし就寝。

んー、夜もとっても静か( ˇωˇ )


朝は朝で、ホテルの食事(゚д゚)ウマー

もうチェックアウトするのが勿体なくて勿体なくて(;ω;)


え、受験勉強?

こんな楽しいものが周りにあるのに?



とまあ、ホテルに泊まる度にこんな事やっていました。

次に行くホテルはどんな所だろう+(0゚・ω・) + wktk!!

これだけが楽しみで楽しみで。

だから、肝心の受験がどうだったのか……、忘れちゃった(´>∀<`)ゝ

当然ながらあまりいい出来では無かったでしょうが、次の受験で泊まるホテルが楽しみであんまり気になりませんでした。


結局、本命は落ち、滑り止め2箇所に合格。


一人暮らしをすれば、毎日1人で過ごせる。

はーやく来い来い卒業後♪♪


こんなに浮かれて受験をしていた訳ですが、受験で「力が発揮できなかった」「落ちた……」と肩を落とすクラスメイトには、掛ける言葉も見つからず胸が締まる思いがしました。

私がこんなわっふるわっふるしてる中で、本当に頑張って受験勉強をしてきた子達。

こんな事は言いたくないけど、根性論て何なんだろう?

高校2年からずっと睡眠時間削って受験に向けて頑張ったって、誰もが行きたい所に行ける訳じゃない。

頑張っていた人に根性が足りなかったとか、努力が足りなかったとか、そういう理論を向けるのは余りに失礼じゃないかと思う。

あと、運がなかった、縁が無かったというのも。

元気づける社交辞令かもしれませんが、それでその子の一生だって変わってしまうのに。

気の利いた言葉が思いつかなくて、私は何も出来なくて無力だなと感じた。



でも、なんだかんだでみんな受験シーズン終了。

私はホテルのあの開放感が忘れられず、絶対に一人暮らしをする決心をより固くしました。


明日も受験旅行の話に触れつつ書いてみようかなー(๑´ڡ`๑)

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