接客と営業と私
ファミレスに行きました。
今日は仕事で疲れて、手っ取り早くエネルギー補給したかったので。
中に入ると店員さんがお出迎え。
人数を聞かれるだろうと「1人です」の言葉を用意していました。
店員さん「いらっしゃいませ! 女性ですか?」
( ¯−¯ )うん、1人……
って、え、今女性ですかって聞いた?(゚ロ゚)
どんなリアクションがベスト!?
結局
コロナ「ひ……、1人です」
気の利いた返しが出来ない未熟なコロナ……。
店員さん「あ、おお、お一人様ですね」←動揺してる
お嬢ちゃん、そういうデリケートな事は思うのはいいけど口に出しちゃダメだぞ。
コロナおばちゃんとの約束な。
私は接客業が好きです。
何度も接客の仕事をしてきましたが、笑顔で「ありがとう」と言われる喜びは癖になります。
役に立てた。
いい接客ができた。
嬉しい( *´ω`* )
ただ、その中でも苦手な分野があります。
それは、“営業”
販売員や営業職になると、当然ノルマやら目標やらを追いかけるのが必要になる訳で。
これが苦痛だった。
※以下、私のひねくれた解釈です。
営業=何かを売り込む
その営業力や口のうまさ、情報力、信頼関係、人となりなどが大事になってきます。
営業マンを信頼して、いい商品だと信じて買う(または契約する)
結果、その営業マンには売上の数パーセントが渡され、営業成績も伸びる。
一般的な営業職ですね。
私はこの“営業”が苦手です。
どんな相手でも、まず最初は「何だコレ」とちょっとした興味は持ちます。
弊社が扱っている商品です。とても画期的なものなんですよ!
これはこんな事ができて……、こんな機能も付いてて……
そして、相手がいい物だと思えば「いいね、いくら?」と来ます。
「〇万円です」
「あー、高いね。そこまでして欲しいとは思わないよ」
「高いと思いますよね。でも、それ以上の働きは必ずしますし、他のメーカーで買うとこの値段より二割増で売ってますよ。ネットショップ検索してみてください」
「いや、そこまでお金出して必要なものじゃないから」
「それは勿体ない! 是非御社にはこの商品の良さを知っていただきたい! せっかくお気に召していただけたので、お値段どれくらいまでお値下げできるか上司に掛け合ってみますね」
営業のお決まりの流れ。
お決まりの駆け引き。
お決まりの定形トーク。
話が進んで行くと「コロナさんがそんなに勧めるんじゃ、使ってみようかな」という言葉を引き出します。
コロナ「ありがとうございます! では、こちらの書類に印鑑を……」
⇒契約成立
でも、嬉しくない。
給料も増えるし評価も上がるしで、いい事づくしなのかもしれない。
けど、感じるのは罪悪感ばかり。
強引に勧誘して、全然役に立たなかったらどうしよう。
そもそも、要らないと言っていたのに無理矢理買わせてしまった。
本当はもっと安くなるのも知ってる。
私は悪徳詐欺みたいだ。
こんなのが頭の中ぐるぐるするんです。
契約1個取る度に追い詰められていくという、ヘタレっぷり。
という訳で、営業と販売は自分の気持ちとの折り合いが難しいです。
その点、サービス業はとても楽しい。
お客さんが思っている以上にいいサービスができたら、みんな「ありがとう」と言ってくれる。
それで終了。
いいんです。
こっちの方が営業職の何倍も頭が働きます。
罪悪感を感じる事もほとんど無い。
今はどちらとも似てない接客業ですが、それなりに楽しんでいます。
営業・販売のプレッシャーが苦痛だったのかも知れませんね。
さて、今日は疲れたので寝るー_(-ω-`_)⌒)_